FX相場師による当日・週間為替予想

2016/4/25-2016/4/29のEUR/USD(ユーロ/米ドル)週間予想

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今週のレンジ予想

1ユーロ=1.1000-1.1500ドル

先週の総括と今週の展望

 ドル円はレンジか。26-27日に、米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催される。最近の米金融当局者の発言や、市場の金利見通しから、今回の政策据え置きはすでに織り込まれている。これまで早期利上げの可能性を示唆してきたアトランタ連銀のロックハート総裁は先日、金融政策は慎重で忍耐強くあるべきと、4月の利上げ支持を撤回して話題になった。アトランタ連銀が公表する最新のGDPナウでは1-3月期の成長見通しが+0.3%と、2月末の+2.1%をピークに鈍化した状態が継続。同個人消費支出(PCE)は+1.9%と、物価圧力の高まりもみられない。NY連銀が今月から公表を開始したスタッフ・ナウキャストでは、15日時点のGDP予想が+0.8%まで落ち込んでいる。 FOMCでは引き続き、緩和的な金融政策が正当化されるとする、ハト派な姿勢を盛り込んだ声明が引き継がれるだろう。ただ、米国の主要な株価指数は年明け以降の下げをほぼ埋めきり、ドル高の修正も進んでいる。中国経済への過度な警戒は後退し、原油の反発も背景に市場は2月の混乱から立ち直った。FOMCが利上げ見送りの要因に挙げた海外情勢の不確実性は薄れている。声明文の細かな文言を修正することで、6月の利上げ再開に道を開く可能性が考えられるため注意したい。 FOMCから半日足らずで、日銀も金融政策を発表する。マイナス金利政策の効果が実体経済に具体化しないなか、金融機関の利ざや縮小などネガティブな部分に多くの焦点があたっているため、金利の一段の引き下げは容易ではないだろう。ただし展望レポートでは、足元の円高を背景に物価や成長見通しが小幅だが引き下げられる可能性が高い。2四半期連続のマイナス成長が危ぶまれるなかで、熊本地震の影響を考えれば、何かしらの補完的措置が実施される可能性が高い。まずは東日本大震災後に導入された、「被災地金融機関を支援するための資金供給オペレーション」の決定が既定路線となりそう。5月中旬の成長率発表、同下旬の伊勢志摩サミットに向け、政府主導の景気支援対策への期待が高まっていくことが予想される。黒田日銀総裁がそれまで、市場の期待をつなぎとめる必要が生じる。 ユーロは引き続きドル次第か。欧州中央銀行(ECB)は金融政策の据え置きを決定した。月間800億ユーロの資産買い入れプラグラムのなかで購入額を拡大させ、現行の非伝統的手段の実施に重点を置くことをアナウンスした。社債の購入を6月から開始することも伝わった。総裁会見にも追加緩和の手掛かりはなく、政策効果とインフレの動向を見極めていく段階。今後の長期オペの結果などをケアする必要はあるが、しばらく、金融政策面からユーロに大きな動意が生じる可能性は低い。
記事元:DZHフィナンシャルリサーチ

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