FX相場師による当日・週間為替予想

2016/4/18-2016/4/22のEUR/USD(ユーロ/米ドル)週間予想

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今週のレンジ予想

1ユーロ=1.1000-1.1500ドル

先週の総括と今週の展望

 ドル円の戻りは限定的か。国際通貨基金(IMF)は2016年の世界成長見通しを、1月時点の+3.4%から+3.2%に引き下げた。米国は同+2.6%から+2.4%へ、日本は同+1.0%から+0.5%など、中国を除く主要国の予測も軒並み下方修正された。日本に関しては来年4月に消費増税を実施すれば、先行きの景気悪化は回避できないと指摘。米国はドル高による輸出と設備投資の鈍化が引き下げの要因だった。新興国や産油国ではコモディティ価格下落の影響が当面響きそうなほか、欧米でも英国の欧州連合(EU)離脱懸念や米大統領選挙の混迷など、政治的な不透明要素も重しに低調な景気の伸びが予想される。 今週発表された米消費者物価指数や小売売上の伸びは弱かったものの、地区連銀経済報告では引き続き景気に楽観的な見方が多数を占めた。経済は底堅いが過熱感はなく、緩やかな利上げが正当化されることも安心感を与えている。年明け以降の米株価指数は、主要国の水準を大きくアウトパフォームした状態が継続。金利正常化に向けた過程で進んだドル高は調整され、ドルインデックスは昨年8月以来の低水準を示現した。ドル高圧力の後退や原油反発で企業マインドの改善も見込まれる。足元のセンチメントはここ最近ではもっとも好感できる。米株高や資源価格の持ち直しが継続するようなら、全体的なリスク選好地合いを後押しすることにもなりそうだ。ただし新興国・資源国通貨が対ドルで上昇すれば、リスクオンで円安に振れても、ドル円は相対的なドル安に上値を抑えられる展開となりそう。 目先は17日にカタールのドーハで開催される、原油の増産凍結を目指す産油国会合が注目材料となる。ロシアとサウジアラビアが増産凍結で合意したと一部で報じられ、NY原油先物は42ドル台まで上値を伸ばした。高水準の産油量と積み上がる在庫、低迷する世界景気で供給過剰感が完全に払しょくされることはないが、合意に至れば金融市場にとっては短期的にはポジティブ材料になるだろう。 ユーロは動き出し待ち。21日に欧州中央銀行(ECB)理事会が開催される。3月に大幅な追加緩和を実施し、その際に決定した長期資金供給オペ第2弾の開始が6月であることも考えれば、政策の変更は見込みづらい。スタッフ見通しの公表もなく、視線はドラギ総裁の会見に集中する。域内のインフレに下げ止まりの兆しはあるが、政治的な不透明感にも圧迫されて景況感は弱く、総裁がハト派なスタンスを崩すことはないだろう。市場の一部でECBによる「ヘリコプターマネー」の構想が話題となったが、理事会で本格的に議論が進んでいるテーマではない。総裁が追加的な金利引き下げに否定的な姿勢を示した後だけに、今後の運営方針で何かしらのヒントを得られるかが焦点だろう。
記事元:DZHフィナンシャルリサーチ

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