FX相場師による当日・週間為替予想

2016/4/11-2016/4/15のEUR/USD(ユーロ/米ドル)週間予想

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今週のレンジ予想

1ユーロ=1.1000-1.1600ドル

先週の総括と今週の展望

ドル円は下値模索に警戒したい。ドル円は今週、2月以降の下降チャネル下限や、心理的な節目として意識されていた110円をあっさり割り込み、2014年10月以来となる107円台をつけた。テクニカル的には2011年安値からの38.2%押しとなる106円半ばや、ヘッドアンドショルダーの完成型となる105円付近まで強いサポートは見当たらない。年明け以降、幾度となく跳ね返されたサポート水準を攻略しており、地合いの悪さは否めない。 米3月失業率は労働参加率の上昇を伴った質の良い鈍化と判断でき、就業者数や賃金上昇率と併せて好感できる内容だった。ISMの景況感指数は製造業が6カ月ぶりに分水嶺となる50を回復し、非製造業は予想を上回った。ドル高を支援しそうなテーマもあったが、ここ2週間程度は円全面高に隠れてドル安も優勢だった。イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の発言後は、他の金融当局者の見解はすでにノイズと化している。今までさほど注目されなかった、米実質金利の低下による日米金利差の縮小も、市場ではドル売り・円買いの手掛かりにされた。先進国の株安や原油の失速は素直にドル円の売りに繋がり、政府サイドの発言から円売り介入への警戒感が薄れたとの指摘もある。足元、良好なファンダメンタルズを示唆する材料はあっても棚上げされている。相場のトレンドに沿う材料がクローズアップされる流れが続くなら、ドル円は一段安を視野に入れて臨まざるを得ない。3月米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録では4月利上げを支持する委員の存在も確認されたが、全体的には想定通りのハト派寄りな内容。市場も今月の利上げ見送りに確信を抱いた。 ユーロは引き続き、為替市場で脇役となりそう。ユーロ圏3月生産者物価指数は前年比-4.2%まで落ち込み、2009年11月以来の低い水準を示現した。域内の景況感は低水準を維持し、ドイツの製造業や鉱工業受注指数は落ち込んだが、欧州中央銀行(ECB)による一段の預金準備率引き下げが視野に入りにくいなかで緩和期待も盛り上がらない。今週はギリシャに対する金融支援を巡って、欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)の対立が内部告発サイトに晒された。ユーロにとってネガティブな材料はあるものの、加速する円高や米金融政策に対する思惑、英国のEU離脱懸念などに焦点が集中しやすく、ユーロにスポットライトはあたらない。ドルインデックスは昨年10月以来の水準まで低下し、ユーロポンドは2014年6月以来のユーロ高・ポンド安と、ユーロの下値は支えられやすい地合いにある。ドル安やポンド安にはっきりとした巻き戻しが入るまで、ユーロドルの下値は限定的となりそうだ。
記事元:DZHフィナンシャルリサーチ

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