FX相場師による当日・週間為替予想

2016/4/4-2016/4/8のEUR/USD(ユーロ/米ドル)週間予想

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今週のレンジ予想

1ユーロ=1.1050-1.1550ドル

先週の総括と今週の展望

 ドル円はレンジか。29日に行われたイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の講演は、米連邦公開市場委員会(FOMC)声明文やその時の記者会見に沿うものだった。議長は中国経済の不透明感や原油価格の低迷をリスクとし、利上げに対する慎重な姿勢は特に正当化されると発言。足元のコアインフレ率の上昇を楽観視せず、景気見通しに下振れリスクが生じれば政策金利を再びゼロ付近まで引き下げるなど、刺激策を講じる余地がそれなりに存在していることを強調した。直近まで、他のFOMCメンバーから金利正常化再開に向けて前向きな発言が続いていたこともあり、イエレン議長が変わらぬスタンスを示したことでドルは対主要通貨で全面安。市場の利上げ織り込み度を示すシカゴ商品取引所(CME)のFEDウォッチでは、6月の利上げ確率が低下した。 FRBは量的緩和の終了からゼロ金利解除に向けた過程で、市場との対話を重視して様々なツールを提供してきた。現在、市場が利上げのペースを見極める上で最も注視しているのがFOMCの金利予測(ドットチャート)だが、クローズアップされるのは絶対的中間値のみで、見通しの分布にはあまり目が向けられていない。3月のデータでは最多の9名が、年内2回の利上げを見込んでいた。一方で年内4回の利上げを想定した委員が4名、3回が3名も存在していた。こうした中間値と比較してタカ派のメンバーから、早期利上げに前向きな発言が聞かれるのは当然だろう。今後も慎重な判断が必要になりそうだ。 ユーロは上値余地を見極める展開に。ドル安や対ポンドでのユーロ高を受け、ユーロドルの下値は堅かった。緩やかな米利上げペースを市場が織り込む過程でドル高の調整が進み、政治的な要因を背景にポンドに売り圧力が強まれば、相対的にユーロが上値を伸ばす余地はある。欧州中央銀行(ECB)による金利面での一段の緩和余地が見込みにくく、域内の比較的良好な経済指標でユーロ買い戻しが入りやすくなっている面も下値をサポートしそうだ。 ただユーロ圏の3月消費者物価指数(HICP)は、前年比-0.1%と引き続き弱かった。エネルギー価格の落ち込みは、ここ数カ月でもっとも大きかった。昨年の4月から5月にかけては原油価格が持ち直しに転じていたため、目先は原油安効果のはく落も期待しづらい。少なくとも今後数カ月は、インフレがはっきりと上向いていくような兆しは確認できそうにないか。ユーロの上値余地は、ドルやポンドの動向次第となりそうだ。
記事元:DZHフィナンシャルリサーチ

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