FX相場師による当日・週間為替予想

2016/3/14-2016/3/18のEUR/USD(ユーロ/米ドル)週間予想

2016/3/14-2016/3/18のEUR/USD(ユーロ/米ドル)週間予想

今週のレンジ予想

1ユーロ=1.0800-1.1400ドル

先週の総括と今週の展望

 ドル円は荒い値動きが想定される。来週は日米の金融政策イベントが控えているが、ともに現状維持が予想されている。日本も労働環境は好調だが、家計消費は5カ月連続で前年割れと弱い結果が続いている。昨年10-12月期の法人企業統計は主要項目で総じて落ち込み、年明けの円高でさらなる鈍化も懸念される。2月景気ウォッチャー調査は、現状・先行きの判断DIがともに7カ月連続で50の節目を下回り、景気認識は下方修正された。国内総生産(GDP)の上方改定も、民間在庫投資の上振れで片付けられることから中身は弱い。財政・金融両面での景気下支えに対する期待は否が応でも高まる。 もっとも、2月のパニック的な相場が落ち着くなか、主要国が通貨安政策の回避で合意したこと、開始間もないマイナス金利の影響が的確に判断できない状況下で、連続での追加緩和導入は予想しにくい。ただしメガバンクや一部の生保など、マイナス金利で利ざやが縮小して収益の悪化が懸念される企業では、今春の春闘でのベースアップが見送られるようだ。こうした状況に加えて補完措置やマイナス金利導入に反対だった白井日銀委員の3月末で退任することを踏まえれば、新メンバーのもとで展望レポートが作成される4月以降に金利の一段の引き下げが実施されるとの見方をメインシナリオとしたい。 来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)では政策の現状維持が予想されている。声明文やイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の会見で、2月の混乱が米国に与えた影響や先行きの見通しを、FOMCがどのように判断しているかが焦点となる。雇用の堅調さが続くなかでインフレ上昇の兆しが芽生えているため、成長・物価見通しに楽観的な見方が示され、市場がタカ派と受け止める可能性も想定しておきたい。昨年12月時点で1.375%だったメンバーの2016年末時点の金利予測中央値が、どの程度修正されるかもカギとなる。今回の利上げ見送りを考慮した程度の微調整にとどまれば、ドル買いの反応もあり得る。足元の金利先物市場では年末までに2回の利上げが実施されるとの見方が優勢である。 ユーロは上値を見極め。欧州中央銀行(ECB)の緩和内容はおおむね好感されたが、政策の打ち止め感がユーロの急反発につながった。ばらつきはあるものの、域内の緩やかな成長継続とこれまでのユーロ安に恩恵を受けた対外収支の上振れ、好調な個人消費動向など、ファンダメンタルズ面で好感される材料は少なくない。ただしインフレがなかなか上向かない状況が続くなら、再び一段の緩和を視野に入れざるをえない。今後も物価動向をながめながら、思惑を巡らせる展開か。
記事元:DZHフィナンシャルリサーチ

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