FX相場師による当日・週間為替予想

2016/2/29-2016/3/4のEUR/USD(ユーロ/米ドル)週間予想

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今週のレンジ予想

1ユーロ=1.0800-1.1350ドル

先週の総括と今週の展望

ドル円は上値の重い推移か。ポンド円やユーロ円など、急降下したクロス円に調整が入ることでドル円が一定の反発をみせる可能性は否定できない。ただ英国の欧州連合(EU)離脱懸念も市場の新たな不透明要素に加わり、センチメントが改善しにくいなかで円高圧力を抑制するだけの材料は乏しい。耐久財受注の上振れは落ち込んでいた製造業の底打ちを意識させたが、サービス業部門の景況感が大きく鈍化したためドルに対する強気な見方は限定的となりそう。今週発表されたサービス業購買担当者景気指数(PMI)は、2013年10月以来で初めて景況判断の分かれ目となる50の節目を割り込んだ。 週末にかけて開催される20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で、市場の混乱が収束に向かうとの期待はしぼんでいる。米財務省関係者からは米国は為替の不均衡是正を強調し、競争的な通貨切り下げを回避するよう主張すると伝わった。米財務長官は危機的な状況ではないため、G20での危機対応は想定していないとの見解を表明している。年明け以降、円は先進国や新興国通貨に対して全面高で推移し、急激な円高に対する当局の警戒もある程度は容認されよう。一方でドル高が米経済に与える影響が顕著となるなか、実質実効ベースのドル高修正はそれほど進んでいない。緩やかな利上げが許容される程度の成長や雇用の改善を受け、他国の自国通貨安政策の煽りを一身に引き受けてきた米国にとっては、ドル高への回帰は避けたいとの思いも強い。日米欧の金融政策イベントが集中する3月中旬まで、市場センチメントの振れに一喜一憂しながら不安定な動きが続くことを想定しておきたい。 ユーロの戻りは限定的か。足元では、ユーロ圏の景況感は一段と悪化している。ドイツのIfo景況感指数は3カ月連続で鈍化し、先行きの期待指数は2012年12月以来の水準まで落ち込んだ。年明け以降の金融市場の混乱や、原油価格の低空飛行が見通しを大幅に曇らせている。6月に英国で実施されるEU離脱の是非を問う国民投票への警戒感を背景に、域内への悪影響を懸念しながらセンチメントは改善しづらい状況が続く可能性がある。  3月の欧州中央銀行(ECB)理事会に向けて打ち出される緩和パッケージの内容に思いをはせる時期に差し掛かってはいるものの、米利上げ観測の後退や世界的な景気・インフレに対する不透明感を受けた混乱のなかで、危機の収束に一役買うほど強力な措置が提供される可能性は低い。ユーロドルはユーロ円の動向に影響を受ける時間帯が長くなりそうだが、大きなトレンドは期待しにくいか。
記事元:DZHフィナンシャルリサーチ

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