FX相場師による当日・週間為替予想

2016/2/22-2016/2/26のEUR/USD(ユーロ/米ドル)週間予想

2016/2/22-2016/2/26のEUR/USD(ユーロ/米ドル)週間予想

今週のレンジ予想

1ユーロ=1.0950-1.1400ドル

先週の総括と今週の展望

ドル円の上値は重いか。10-12月国内総生産(GDP)1次速報値は前期比-0.4%(年率換算-1.4%)と振るわなかった。政府が指摘した通りに暖冬の影響で冬物衣料の販売が落ち込んだのは事実だが、耐久財の不振も続くなど、後ずれした計画を消化した民間設備投資以外の主要項目は総じて弱かった。寒の戻りやうるう年の日数換算で1-3月期は持ち直す可能性も指摘されるが、来年の消費再増税を見込んだ駆け込み的な需要の増加が後押しするまでは鈍い成長が続きそうだ。景気への波及効果は別として、日銀によるマイナス金利幅の段階的な引き下げは常に視野に入る。 今週発表された1月の米鉱工業生産は予想以上に上振れ、川上のインフレ指標にあたる生産者物価指数は回復の兆しを感じさせる結果だった。一方で1月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では経済のダウンサイドリスク拡大やインフレ見通しの不確実性がはっきりと言及されており、市場の3月追加利上げ見送り観測を後押しする内容。次回公表されるメンバーの金利予測も下方修正されそうで、政策面を背景にドル高が盛り返す期待は持ちづらい。過度なリスクオフ相場は収束に向かっているが、日本の円高けん制だけが国際的に同調される地合いでもなく、ドル円の反発力は当面限定的か。 ユーロは次第に上値の乏しい展開も。独連銀は先日、同国の2017年までのインフレ予想を下方修正した。2016年度は従来の+1.1%から+0.25%へと大幅に引き下げており、欧州中央銀行(ECB)が3月の理事会で公表するスタッフ見通しでも、域内の物価予測が確実に修正されそうだ。ドラギECB総裁は先日の議会証言で低インフレが続くなら追加緩和の用意があると言及した。米利上げ観測の後退や日銀のマイナス金利導入で、ECBの金融政策に対する優位性が薄れていることも当局の行動を後押しすることになりそうだ。 一方でドラギ総裁は最近の欧州金融機関をめぐる投資家の懸念には懐疑的な姿勢も示している。一部で報じられた不良債権が裏付けとなった資産担保証券の購入着手も明確に否定した。3月に預金ファシリティ金利の一段の引き下げや、資産買い入れ策(QE)の継続に基づく技術的な調整は実施されそうだが、過大な期待は昨年12月のような失望にもつながりかねない。緩和策の導入時から一貫して主張している加盟各国による構造改革や財政政策が、物価や成長見通しの改善に必要との見方も一層強調するだろう。
記事元:DZHフィナンシャルリサーチ

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