FX相場師による当日・週間為替予想

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今週のレンジ予想

1ユーロ=1.1000-1.1550ドル

先週の総括と今週の展望

ドル円はテクニカル面で重要な節目だった115円をあっさり割り込んだ。日銀短観における2015年度の大企業・製造業の想定為替レートを大きく下回っている。欧米も同様だが、足元の株価下落で企業がさらなるコスト削減を強いられそうな状況下、日銀マイナス金利導入による金融機関の収益圧迫懸念も加わって、市場のセンチメントが一段と悪化する可能性は否定できない。 ただし円高と原油安から本邦物価指標の持ち直しも鈍いなかで、インフレ目標達成の観点からは政府や日銀が警戒感をにじませる水準に突入している。すでに財務官僚からは市場の動向を注視するとした口先介入のような発言も伝わった。ドル円・クロス円の急激な反発に対応できる備えも持ちあわせたい。ここからのドル円はボラティリティの高さから瞬間風速的に振れが大きくなる可能性はあるものの、石橋を叩いて渡るような慎重な下値模索に移行する展開も想定したい。 議会証言に臨んだイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長は、現段階で引き締めのサイクルを覆す必要はないとしたものの、海外・金融情勢の一段の悪化と米国の景気鈍化懸念が高まるなかで3月米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げは先送りする可能性を示唆している。米経済の最大の立役者となる個人消費に恩恵を与える原油安も、米金利の低下が示すように中長期的なインフレ動向に与える影響を注視せざるを得ない。米シェール革命の先駆的存在であるチェサピーク・エナジーの経営不振など新たな火種も提供されるなか、ドル高の影響にも警戒感をにじませる状況下で早急なドル高回帰へのシナリオも描きにくい。 ユーロは底堅い推移か。リスク回避パターンがユーロを押し上げている。ユーロドルは昨年10月以来、ユーロポンドは2014年12月以来のユーロ高水準をつけた。欧州中央銀行(ECB)はインフレの押し上げと交易面で優位となるユーロ安を暗黙の政策目標に据えているものの、ドル高の転換や市場の混乱も相対的な押し上げ要因となるなかで当局からの通貨高けん制は今のところ乏しい。来週は降って湧いたような複数のリスク回避要因の継続性と、旧正月明けの中国市場の動向が鍵を握ることになるか。偶発転換社債(coco債)の利払い懸念も台頭したドイツ銀行の経営不振や、南欧諸国の金融機関への警戒感から欧州の株式・債券市場もプチパニック状態に陥っている。独の鉱工業生産は約1年半ぶりの水準まで鈍化するなど悪材料は後を絶たない。政策期待も高まりやすくなってくるが、出尽くし感が生じるまでユーロの下値は限定的か。
記事元:DZHフィナンシャルリサーチ

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