FX相場師による当日・週間為替予想

2016/2/8-2016/2/12のEUR/USD(ユーロ/米ドル)週間予想

2016/2/8-2016/2/12のEUR/USD(ユーロ/米ドル)週間予想

今週のレンジ予想

1ユーロ=1.0900-1.1400ドル

先週の総括と今週の展望

ドル円は上値の重い推移か。意外感のあった日銀のマイナス金利導入は、これまでの「量」・「質」の面での金融緩和に限界説もささやかれていたなかで、打ち止め感の払しょくにつながった点では円高の歯止めに一定の効果が得られるだろう。一段の金利引き下げ余地にも言及したため、市場の追加緩和期待がしぼむ可能性も低下した。ただしマネタリーベースの増加を目指す政策とのかい離も生じるため、慎重な見極めが必要。現段階でマイナス金利が適用される当座預金残高はほとんど存在せず、政策効果は今後の信用供給などの推移や、金融機関の収益状況などで判断していくことになる。 欧州中央銀行(ECB)をはじめ、すでにマイナス金利政策を導入しているスイスやデンマーク、スウェーデンで、マイナス金利が信用力や景気の回復に大きく貢献しているとは言い難い。すべての預金準備にマイナス金利を適用しているECBのバランスシートですら着実に拡大している。日銀は同時に多額の現金引き出しに対して、マクロ加算残高や基礎残高から控除する実質的な制約を課すことも決定しており効果には疑問符がつく。初期反応は円安・株高・債券高だったが、ドル安も背景にドル円が断続的に上値を追う流れは見受けられない。市場もそれなりに慎重・冷静に判断している。 米10-12月期国内総生産(GDP)は前期比年率で+0.7%と減速した。住宅部門は堅調で、個人消費は同+2.2%と底堅さを維持したものの、ドル高と世界的な需要鈍化による貿易の悪化に加え、昨年は暖冬が響いた。年末の景気の失速は米連邦公開市場委員会(FOMC)声明文でも言及されていたためサプライズは少ない。一方で米1月ISM製造業景況指数は、景気判断の分水嶺となる50を4カ月連続で割り込んだ。在庫の解消が続くなかで年明け以降も景気の伸びが抑制されそうだ。非製造業の陰りも確認できるなかでドル売りが意識されやすく、市場は年末までに1回の追加利上げすらも完全に織り込んでいない状況となった。5日の米雇用統計が引き続き堅調でも、大勢に変化はないだろう。 ユーロドルは上値余地を探る動きも。海外情勢の不安定さが見通しを曇らせる一方、足元の域内のファンダメンタルズは比較的好調なため、追加緩和の有無や規模に一方的な思いを馳せるような展開にも持ち込めない。原油や株式相場の振れでリスク資産に対する資金流入が未だに慎重なため、ユーロドルはドル安の継続性と市場全体のセンチメントに振らされながら、レンジを上方に脱却した後の上値めどを見極める展開か。
記事元:DZHフィナンシャルリサーチ

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