FX相場師による当日・週間為替予想

2016/2/1-2016/2/1のEUR/USD(ユーロ/米ドル)週間予想

2016/2/1-2016/2/1のEUR/USD(ユーロ/米ドル)週間予想

今週のレンジ予想

1ユーロ=1.0700-1.1150

先週の総括と今週の展望

ドル円の下値は限定的か。米連邦公開市場委員会(FOMC)声明文では、「景気と雇用における見通しでリスクが均衡している」との表現が消え、「世界の金融・経済状況を注視する」との文言が加わった。昨年末の米景気の減速と在庫投資や輸出の弱さにも言及しており、ややハト派的な印象がある。一方で雇用と住宅市場の強さを強調し、データ次第ながら経済状況は緩やかなペースでの利上げを正当化させるとしたことで、次回3月の利上げの可能性は排除されていない。債券市場がハト派解釈(利回り低下)、株式市場はタカ派解釈(株価下落)の反応をみせたなかで為替の動意は乏しかった。金利先物市場における3月の利上げ織り込みにもほとんど変化がなかった。 こうしたなかで足元の金融環境は好転している。産油国による原油生産量の調整を期待させるような観測報道に振らされながらも、原油価格は緩やかに下値を切り上げている。先進国の株価は下げ止まりの兆しをみせ、年明け以降のパニック的な動きは収束している。さらに幸いなことに、続落する中国株の動向を市場はさほど気に留めなくなっている。今後も局所的に中国情勢がテーマとして台頭する可能性は十分にあるが、為替市場も耐えうる体力を蓄えつつある。一方的なリスクオフ相場のなかで受け皿だったドルに巻き戻しの売りが入ることはドル円の上値を圧迫しそうだが、円高圧力が後退していくなかでドル円の下値はサポートされそう。 日米欧の金融政策イベントを通過することで、来週は個別の経済指標や市場全体のセンチメントに振らされる展開となりそう。5日の米1月雇用統計では引き続き堅調な労働市場の状況が確認できそうだが、伸び悩みが予想される個人消費関連指標や、昨年から鈍化の目立つISM製造業景況指数などの強弱が、米利上げに対する思惑を左右させる可能性もある。 ユーロドルは下がりにくい展開か。金融市場が徐々に落ち着きを取り戻すなかで、市場が欧州中央銀行(ECB)の追加緩和に対する期待を一方的に膨らませるシナリオは想定しにくい。29日のユーロ圏1月消費者物価指数も、前年比の伸びが加速する見込み。金利市場は年半ばまでの預金ファシリティ金利引き下げを想定しているが、域内の信用拡大を通じた景気の押し上げが期待通りの効果をしていない現状では、政策の見直しが預金金利の修正のみにとどまれば再び市場の期待を裏切りかねない。ECBの金融政策もあくまでデータ次第であり、今は緩和をはやして騒ぐ場面ではないだろう。
記事元:DZHフィナンシャルリサーチ

関連ページ

2016/2/29-2016/3/4のEUR/USD(ユーロ/米ドル)週間予想
FXの主要ペアにかかるFX相場について、週間の為替動向を予想します。週間予想では、予定されている各国の主要イベントを考慮し、1週間を通しての戦略をお伝えします。当サイト限定の情報もございます。
2016/2/22-2016/2/26のEUR/USD(ユーロ/米ドル)週間予想
FXの主要ペアにかかるFX相場について、週間の為替動向を予想します。週間予想では、予定されている各国の主要イベントを考慮し、1週間を通しての戦略をお伝えします。当サイト限定の情報もございます。
2016/2/15-2016/2/19のEUR/USD(ユーロ/米ドル)週間予想
FXの主要ペアにかかるFX相場について、週間の為替動向を予想します。週間予想では、予定されている各国の主要イベントを考慮し、1週間を通しての戦略をお伝えします。当サイト限定の情報もございます。
2016/2/8-2016/2/12のEUR/USD(ユーロ/米ドル)週間予想
FXの主要ペアにかかるFX相場について、週間の為替動向を予想します。週間予想では、予定されている各国の主要イベントを考慮し、1週間を通しての戦略をお伝えします。当サイト限定の情報もございます。

米ドル/円予想 ユーロ/円予想 ユーロ/米ドル予想 英ポンド/円予想 本日の経済指標 未執行注文状況