FX相場師による当日・週間為替予想

2016/1/11-2016/1/15のEUR/USD(ユーロ/米ドル)週間予想

2016/1/11-2016/1/15のEUR/USD(ユーロ/米ドル)週間予想

今週のレンジ予想

1ユーロ=1.0600-1.1100ドル

先週の総括と今週の展望

ドル円は下値を見極める展開に。連日の円全面高で波乱の年明けとなった。中国の景気不安は今に始まった話題ではないが、中国株の売買停止措置が導入初日と7日の2日間にわたって発動されたことや、当局の株式市場への介入と大幅な元安誘導が市場の不安を増幅させた。中東懸念が再び台頭したことに加え、北朝鮮の核実験報道も市場のセンチメントを悪化させている。 ただし、ドル円は昨年も米寒波にともなう景気不透明感などを材料に、年明けの2週間で5円ほど下落して始まった。まだ下値余地を見極める段階にあるものの、原油安も背景に米国の個人消費は堅調で、今週はドルが円の次に対主要通貨で上昇した通貨となった。過度なリスクオフ姿勢が後退すれば、円高の巻き戻しも後押しに、速かった下げに対する一定の反発が見込めそうだ。 注視すべきは原油価格か。サウジアラビアとイランの国交断絶で、石油輸出国機構(OPEC)による協調減産は夢のまた夢となった。供給過剰感が払しょくされずに下値模索が続けば、消費面への恩恵よりもインフレ見通しの悪化に焦点があたる可能性がある。ISMが発表した米製造業の景況感は引き続き鈍く、非製造業部門でも伸びが鈍化した。製造業の内訳で新規受注や在庫は小幅に持ち直したが、雇用と価格指数が一段と低下した状況からは、最終消費財への下押し圧力が増すことも考えられる。 短期的には8日の米雇用統計が注目材料。非農業部門雇用者数(NFP)前月比や失業率、平均時給は前月とほぼ横ばいで着地すると思われる。改善余地のある賃金動向が特に注目され、結果を受けて短期的なテーマが米雇用情勢やインフレ、米国の利上げペースに移っていくかが焦点となるだろう。 ユーロの上値は限定的か。リスク回避ムードに覆われた1週間だったが、投機的なユーロ売りポジションの巻き戻しはそれほど大きく強まってはいない。ユーロ円は昨年4月以来の安値まで売られ、ユーロドルは先月3日以来の水準まで下げる場面があった。ユーロ安がユーロ圏のインフレ回復にもっとも重要と想定しているはずのECBにとっては、ほっと胸を撫で下ろす思いだっただろう。12月消費者物価指数(HICP)は前年比+0.2%と前月から横ばいだった。川上の生産者物価指数も低水準での推移が続いており、期待はずれのインフレ動向と原油安も背景に、当面はまだ追加緩和期待が盛り上がりやすいと思われる。
記事元:DZHフィナンシャルリサーチ

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