FX相場師による当日・週間為替予想

2015/12/14-2015/12/18のEUR/USD(ユーロ/米ドル)週間予想

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今週のレンジ予想

1ユーロ=1.0750-1.1350ドル

先週の総括と今週の展望

ドル円はイベント後の流れを見極める展開か。来週、米国は金融危機後の政策運営で、控えめだが歴史的な転換点を迎える。米連邦公開市場委員会(FOMC)がフェデラル・ファンド(FF)レートの誘導目標レンジを25bp引き上げることが確実視されている。この1年、株式市場は日欧の緩和路線もサポートに、利上げの恐怖と闘いながら耐性を身につけた。政策動向に敏感な米2年債利回りは一時5年半ぶりの水準まで上昇した。為替市場でも利上げをほぼ織り込んでおり、大きな混乱は予想されない。 声明文と同時に公表される米連邦準備理事会(FRB)の物価・成長見通しやその後のイエレンFRB議長の会見内容以上に、メンバーの金利予測を今後のドル相場を占う上で注視したい。9月FOMCで示された2016年末時点の予測中央値は1.375%で、2016年は4回ほどの25bpの引き上げが予想されていた。ただ、金利先物市場は2回程度の利上げしか織り込んでいない。来年3月の利上げ予想は5割弱と、FRBと市場の見方には開きがある。原油の一段安や鈍い賃金動向、景況感の鈍化からFRBの見通しが下方修正され、市場のハト派な金利の軌道へ収れんする可能性は高い。すでに次回以降の利上げペースに焦点が移っているなか、当局の見解がドルの上値を抑制する流れも警戒される。ドル高のピークが利上げ開始前後に集中する傾向があった過去のパターンも意識されやすいだろう。 FOMC直後の17-18日には、日銀も政策決定会合を開催する。予想以上の上方修正となった7-9月期の本邦国内総生産(GDP)は、もともと小さかった日銀の追加緩和期待をさらに後退させた。日銀関係者の最近の発言からも、緩和が正当化されそうな見解は見受けられない。 ユーロは調整余地を見極める段階か。ユーロは「満額回答」でなかった欧州中央銀行(ECB)の追加緩和内容で強まった買い戻しから、リスク回避ムードのなかのキャリー解消で上値を伸ばした。今後もしばらく、調整が続く可能性がある。ただECBは月額の資産購入額を据え置いたが、買い入れ期間を6カ月延長させたため、ECBのバランスシートは最低でも3600億ユーロ拡大する。その後に償還が始まる短期債の再投資を含めれば規模はそれ以上となり、超緩和的な政策はあと1年以上も続く。預金ファシリティ金利を下回る利回りの債券を購入できるようにする措置は見送られたものの、ユーロ圏の市場規模を考慮すれば再考される可能性がある。ドラギ総裁は供給余力の増加で受給ギャップが大幅に拡大し、物価圧力を抑制していると指摘した。インフレ見通しも弱いままで、追加緩和余地は温存されている。インフレの道筋に確信が持てない段階で、ECBが通貨高を容認するとも考えられない。
記事元:DZHフィナンシャルリサーチ

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