FX相場師による当日・週間為替予想

2015/12/07-2015/12/11のEUR/USD(ユーロ/米ドル)週間予想

2015/12/07-2015/12/11のEUR/USD(ユーロ/米ドル)週間予想

今週のレンジ予想

1ユーロ=1.0650-1.1200ドル

先週の総括と今週の展望

ドル円は押し目買いか。ファンド勢などにとって実質的な新年入りとなる12月に突入したが、これまでのところ、ドルや円に積極的なポジション構築のフローが入ったとの声はあまりない。再来週に予定されている米連邦公開市場委員会(FOMC、15-16日)の結果とイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の会見、FOMCの金利見通しで今後想定される利上げペースを確認するまで、大きなトレンドは発生しにくいか。 今週発表された米11月ISM製造業景況指数は、景気判断の分水嶺となる50の節目を、2012年11月以来で初めて割り込んだ。米製造業の景況感は鈍化傾向が続いているものの、米金融当局者の見通しを大きく変更させるだけの材料とはなっていない。FOMCでの議論のたたき台となる米地区連銀経済報告(ベージュブック)や、イエレン議長の直近の発言などから、12月利上げとその後の緩やかなペースでの正常化に向けたプロセスが再確認できた。 短期的にドル円は欧州中央銀行(ECB)理事会後のユーロの動向や、4日の米11月雇用統計の結果に影響を受けるだろう。その後は現行の米当局者の見通しよりもハト派な市場の米金融政策に対する見解が、FOMCに向けてどの程度修正されていくかが焦点となりそう。ドル円は押し目を拾いたい。 ユーロは年内の底値形成か。ECBは預金ファシリティ金利を-0.3%と、現行水準から10bp引き下げた。資産買い入れ期間を6カ月延長し、再投資実施と地方債を購入対象に組み入れることを決定。ただ月額の購入額は市場の予想に反し、600億ユーロで据え置かれた。スタッフ見通しによる物価や成長予測は、前回9月から小幅な修正にとどまった。ドラギECB総裁は来年以降にインフレが上向くとの見解を示した。市場の想定を超える緩和規模ではなかったとの見方が優勢である。今後、春先の思わぬユーロ高で損失を被ってユーロ売りに慎重だった投機筋が、引き締め局面へ移行する米国との温度差を背景に、年末に向けてユーロ売り攻勢を仕掛ける展開が考えられる。米国とドイツの短期債利回り格差の拡大傾向も、ユーロの一段の反発を抑制する要因となるだろう。もっとも今回の緩和内容を受けて、ユーロキャリートレードが改めて盛り上がる状況になったとは考えられない。噴き上がった局面では戻り売りが機能しそうだが、ユーロドルはひとまず、年内の底値を形成した可能性が高い。
記事元:DZHフィナンシャルリサーチ

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