FX相場師による当日・週間為替予想

2015/11/23-2015/11/27のEUR/USD(ユーロ/米ドル)週間予想

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今週のレンジ予想

1ユーロ=1.0500-1.1000ドル

先週の総括と今週の展望

 ドル円は底固めの展開へ。日銀の金融政策据え置きや、新味に欠ける黒田日銀総裁の会見は、当面、定例行事として根付きそうだ。本邦7-9月期国内総生産(GDP)は前期比-0.2%、年率換算で同-0.8%と予想を下回った。在庫の大幅な下振れと設備投資の落ち込みが寄与した。外需や機械受注の弱さから今後も伸び悩みが警戒される。一方で個人消費は思いのほか底堅く、住宅投資も増加が続くなど家計部門の回復は確認された。雇用者報酬も緩やかだが上向いており、黒田日銀総裁も会見でこうした点に言及している。補正予算など政府サイドからの景気対策には期待できるが、日銀の金融政策が新たなステージへと移行する展開はイメージしづらい。 10月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨から、新たに得られた材料も限定的だった。12月利上げへの前向きな姿勢を示しつつ、その後の引き締めペースは緩やかといった市場の見方を再確認する程度にとどまった。ドル円はフランスのテロ事件で懸念された市場の混乱が短期間で終息したこともあり、一時的ながら直近高値を超えて上値余地を広げた格好。ただ、来週は26日が感謝祭の祝日となり、市場の流動性は極端に乏しくなる。足早に発表されるGDP改定値や耐久財受注、個人消費関連の経済指標などで短期的に上下しつつも、その後に始まる年末商戦や欧州中央銀行(ECB)理事会、米雇用統計と本丸のFOMCといった、年末に向けた一連のイベントを前に流れが淀んでいくか。 ユーロは12月3日のECB理事会まで、追加緩和実施を見越して上値の重い展開が続くだろう。フランス・パリで発生した同時多発テロやエールフランス航空機への爆破予告などが、金融市場を混乱に陥れる展開は回避された。ただ、ユーロは地政学的リスクも意識される。ユーロキャリートレードと相まって、短期的な買い戻しを挟みながら下方向への目線を継続させそうだ。 日銀も必要なら追加緩和を実施するとの姿勢を維持しているが、ECBは12月に確実に政策を変更する構えであり、ユーロは対円でもユーロ安方向にバイアスがかかりやすい。市場の関心はすでに緩和規模に移行している。市場で想定される緩和策が「フルパッケージ」で提供されれば、ECBの本気度を歓迎してユーロは年末に向けて一段と下値を拡大する展開が想定できる。一方で前回の会合後から一定規模の緩和を織り込んできただけに、目先の材料出尽くしから反発の可能性もある。いずれにせよ、来週は上値の重い展開から、翌週のイベントに向けて次第に神経質な値動きに移っていくか。
記事元:DZHフィナンシャルリサーチ

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