2016/9/26-2016/9/30のEUR/USD(ユーロ/米ドル)週間予想

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今週のレンジ予想

1ユーロ=1.1000-1.1500ドル

先週の総括と今週の展望

ドル円は下値を見極め。日銀は追加の金融緩和を見送る一方、「総括的な検証」を踏まえて「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」と題した緩和強化の新たな枠組みを導入し、今後の政策の軸を「量」から「金利」にシフトさせた。10年国債利回りがゼロ%程度で推移するよう買い入れを行い、イールドカーブをコントロールすることが狙いとなる。年間80兆円前後の資産購入ペースは維持するが、長期国債の買い入れは必要に応じて随時、日銀が指定した利回りで規模に制限を設けず実施するとの柔軟性を示した。買い入れ平均残存期間の設定は撤廃された。 加えて物価安定の目標を超えるまで、マネタリーベースの拡大方針を継続する「オーバーシュート型コミットメント」も導入した。今後の追加緩和手段として、マイナス金利の深掘りや資産買い入れ、マネタリーベースの拡大ペースを加速させるなど、具体的なオプションに言及して緩和の手を緩めない姿勢も強調した。もっとも、イベント後はマイナス金利の深掘り回避が、金融株を主導とした株高につながってドル円の下値を短期的に支えたが、円売りは程なく失速した。政策の枠組み変更は今後の国債買い入れペースに対する不透明感を想起させ、円売りの動機になりにくい。 米連邦公開市場委員会(FOMC)では、フェデラルファンド(FF)レートの誘導目標レンジが据え置かれた。今年の成長と物価見通しは下方修正され、メンバーの金利予測(ドット・チャート)中央値は長期にわたって大幅に引き下げられた。一方で声明文では労働市場の改善継続と、経済活動の拡大が加速したことに言及。見通しに対する判断を引き上げ、利上げの根拠は強まったと指摘した。3名の地区連銀総裁が利上げを主張するなど、近い将来の引き締め開始を意識させる状況も確認できる。さらにドット・チャートでも投票権のないメンバーを含めて17名中14名が、依然として年内1回以上の利上げ実施を視野に入れている。市場の織り込み度は極めて低いが、12月利上げの可能性は意識して臨みたい。ただ当局の想定する金利の軌道は一段と緩やかになった。中長期的なドル高は期待しにくい。 ユーロは主体性に乏しい推移が続くか。米司法省から和解金を提示されたドイツ銀行、資本不足への対応の懸念が高まっているイタリアのモンテ・パスキなど、金融機関に対する不透明感が台頭している。ただ金融環境は落ち着いており、ユーロ相場を混乱させるテーマには発展しにくい。ドル安傾向にあるとはいえ、ユーロのドルに対する上昇率は年初からは3%程度と、当局者から通貨高をけん制するようなノイズも想定されない。日銀会合・FOMCの余韻に浸るなかで、まだユーロに光は当たりにくいか。
記事元:DZHフィナンシャルリサーチ

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