2016/9/12-2016/9/16のEUR/USD(ユーロ/米ドル)週間予想

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今週のレンジ予想

1ユーロ=1.1000-1.1500ドル

先週の総括と今週の展望

ドル円は模様眺めに。8月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数・失業率・平均時給が、揃って市場の予想に届かなかった。総じてみれば9月利上げを裏付けるほどではないが、労働市場の改善は継続しており、年内の利上げは正当化されるといったところだろう。9月の政策変更を見込んでいたタカ派な参加者も、ISM景況指数の失望される結果で12月に見方をシフトさせつつあるようだ。地区連銀経済報告(ベージュブック)から得られる手掛かりも乏しかった。20-21日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、来週は当局者が金融政策に関する発言を控えるブラックアウト期間に突入する。それまでに伝わる米連邦準備理事会(FRB)高官の発言や、8月小売売上高、消費者物価指数などの経済指標を眺めながら、多少の思惑に振らされる格好でFOMCに向けて様子見を強めていくことになりそうだ。 日銀は再来週の会合で、経済・物価動向や政策効果に関する「総括的な検証」を行う。前回の声明や黒田日銀総裁の発言でも強調されている通り、検証は物価安定の目標を早期に実現するためのものであり、3次元緩和の規模縮小や出口戦略に言及する内容とはならないだろう。総裁は最近の講演で「量、質、金利のいずれも追加緩和の余地が十分にある」との見解を示した。 もっとも、効果がコストを上回っているとしつつ、マイナス金利に副作用があることも認めている。マイナス金利の深堀りを実施すれば、1月の導入時のように金融機関の収益悪化も懸念されて、市場が混乱する可能性がある。イールドカーブ(利回り曲線)に配慮して国債の買い入れに一定の柔軟性をもたせても、参加者に緩和の限界を意識させることになるかもしれない。コンセンサスが形成されていないなかで、これまでの政策を前向きに評価するような内容が加われば、失望感も増幅させかねない。一部からは日銀内で見解の統一に難航しているとの報道もあった。日銀にとって試練の会合となりそうだ。来週も観測報道に一喜一憂する展開が予想される。 ユーロの下値は限定的か。欧州中央銀行(ECB)は物価や成長の見通しを小幅に修正したものの、金融政策の現状維持を決定した。ただ資産買い入れの期限は、いずれかの時点で延長することになるだろう。銘柄ごとの購入上限引き上げや、預金ファシリティ金利を下回る利回りの国債を購入対象に組み入れ、持続的な買い入れを可能にすると予想される。日本と同様に欧州でも、マイナス金利の一段の引き下げは金融機関への影響が懸念されるため、ECBも慎重にならざるをえない。緩和拡大に消極的な姿勢がちらつけばユーロの下値は支えられやすい。米国の金融政策スタンスにも警戒が必要となるだろう。
記事元:DZHフィナンシャルリサーチ

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