2016/9/5-2016/9/9のEUR/USD(ユーロ/米ドル)週間予想

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今週のレンジ予想

1ユーロ=1.0950-1.1350ドル

先週の総括と今週の展望

ドル円は上値を見極め。ジャクソンホールの経済シンポジウムにおけるイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長や、フィッシャー同副議長の発言で、市場は米国の年内引き締め再開をこれまで以上に意識する展開となった。イエレン議長は講演の冒頭で米国の雇用や物価が目標に近づいているため、ここ数カ月で利上げの根拠は強まったと発言。フィッシャー副議長が議長の見解を、9月利上げの可能性と整合的であると援護射撃したことが、利上げ期待に火をつける格好となった。 ただイエレン議長は利上げ時期に明確に言及しなかった。他のメンバーから相次いだ年内利上げ支持に迎合するようなトーンではあったが、先行きの見通しは依然として不透明で、緩やかな利上げが適切とのスタンスは維持されている。加えて講演のテーマに沿った面もあったが、将来的に幅広い資産の購入を検討する価値があると、緩和方向の道筋を模索する可能性も示唆した。 103円台まで上昇したドル円は約1カ月ぶりの高値圏を維持しているものの、市場の米利上げ織り込み度を示すシカゴ商品取引所(CME)のFEDウォッチで、9月の利上げ織り込みは2割台と低い水準をさまよっている。米個人消費関連指標は底堅かったものの、物価の上昇圧力を示すコアPCEデフレーターが伸び悩んでことも、9月の利上げ実施に疑問を投げかけている。 フィッシャー副議長の発言で、2日の米8月雇用統計に対する注目が高まっている。過去2カ月の非農業部門雇用者数が大きく上振れたため、市場予想中央値の+18万人前後で着地しても、3カ月平均は+24万人程度に跳ね上がる。雇用の堅調な地合いを確認するハードルは低い。ただ、利上げ実施に多少の現実味が増しても、労働市場の強さだけで利上げを完全に織り込む展開は想定しにくい。 ユーロの下値は限定的な公算も。欧州中央銀行(ECB)は8日に金融政策を発表する。イングランド銀行(BOE)の機動的な対応も功を奏してか、今のところ英国の欧州連合(EU)離脱決定がユーロ圏の実体経済にもたらした負の影響は限定的にとどまっている。成長・物価見通しにもよるが、来年はドイツ・フランス・オランダで政治イベントを控えていること、離脱交渉の開始で混乱が生じる可能性も考慮すれば、資産買い入れ策の拡充やマイナス金利の深掘りは、来るべき時期まで温存したいとの思惑もありそうだ。域内の物価の伸びは非常に鈍いが、ここ数カ月は最悪期から持ち直している印象もある。年後半には原油安の効果がはく落して、消費者物価指数は上昇圧力を高めていくと想定される。先行きの見通しと金融政策のスケジュール感を、ドラギ総裁の会見から模索していく展開となるか。
記事元:DZHフィナンシャルリサーチ

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