2016/8/22-2016/8/26のEUR/USD(ユーロ/米ドル)週間予想

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今週のレンジ予想

1ユーロ=1.1050-1.1500ドル

先週の総括と今週の展望

ドル円は戻りの鈍い推移か。今週は100円を割り込む水準まで、円高・ドル安が加速した。例年、米国債のまとまった償還が本邦勢の円転につながるという使い古された思惑も背景に、8月は円高に振れやすい傾向がある。16日と18日には株価が大きく値下がりした局面で、日銀が指数連動型上場投資信託(ETF)の大規模な買い入れを見送ったことも、短期筋にとっては円買いの格好の口実にされたようだった。夏季休暇シーズン中の薄商いも値動きを助長していた。局所的にショートカバーが誘発されて値を戻す場面があるなど、下値に一定の警戒感があった印象も受けたが上値は重い。 問題は米国である。7月分の小売売上高や消費者物価指数は明らかに精彩を欠いた。企業や消費者のマインドを示すデータにも、大きな改善はみられていない。7月雇用統計が労働市場への見方に自信を取り戻させた一方で、利上げ再開の条件となる期待インフレ率の上昇は、低金利環境も邪魔して満足できる速度で進んでいない。ドル円が100円を割り込んだ背景には、弱い米経済指標で利上げ観測が後退してドル安に傾いたことも後押しになっていた。 それでも、年内利上げを支持する米連邦公開市場委員会(FOMC)メンバーは多い。NY連銀のダドリー総裁は利上げの時期に近づきつつあるとし、9月の実施も選択肢にあると発言した。イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長と近い認識を持つとされるダドリー総裁の発言は、市場を刺激して一時的にドル円の下値をサポートした。ただし多くのメンバーが条件さえ整えば年内の利上げを支持することは、FOMCが公表する金利見通しでも明らかになっている。FOMC議事録からも、声明文で感じた以上に利上げ再開に積極的な姿勢は見受けられなかった。来週末はイエレンFRB議長が、ジャクソンホールの経済シンポジウムで講演を行う。市場の利上げに対する悲観的な見方に修正を与えるような発言があるかもしれないが、現実的に9月実施のハードルは高く、ドルが大きく買われる展開は想定しにくい。 ユーロは下値の堅い展開も。ユーロ高が進んでいる最大の要因はドル安だが、今週、対豪ドルでは2週間ぶり、対ポンドでも2013年8月以来のユーロ高をつけた。英国や豪州に政策金利の引き下げ余地がある一方、ユーロ圏はゼロ金利と預金ファシリティ金利へのマイナス付与で余地はほとんどない。欧州中央銀行(ECB)には資産買い入れの増加を通じた緩和強化があるものの、過剰流動性相場のなかで債券市場では、相対的に高金利国の債券が選好されて利回りに低下圧力がかかりやすい。9月のECB理事会まで、ユーロが対主要通貨で下値の堅い推移を続ける可能性がある。
記事元:DZHフィナンシャルリサーチ

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