2016/7/11-2016/7/15のEUR/USD(ユーロ/米ドル)週間予想

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今週のレンジ予想

1ユーロ=1.0700-1.1400ドル

先週の総括と今週の展望

ドル円は英国の欧州連合(EU)離脱決定を受けた混乱を消化し、英国の政治・経済的な不透明感を織り込み始めるなかで再び失速した。2014年初頭から秋口にかけて長期間もみ合ったレンジに位置しており、居心地の良さを感じる可能性もあるが、トレンド的には下値を警戒しておくべきだろう。現時点で英国とEUによる、今後の離脱交渉の行方を占うのは不可能に近い。関連報道に注意を払いながら、ドル円は日米のファンダメンタルズ面に焦点をあてる展開になりそうだ。 日銀が公表した企業の物価見通しは前回3月時点から一段と低下した。日銀が半年も要しないと見込んだマイナス金利の効果は、インフレ期待にはまったくと言っていいほど現れていない。事業計画の前提となる大企業製造業のドル円想定為替レートは2016年度が111.41円と、前回から6円以上も円高方向に修正された。ただ足元のドル円は想定レートを大幅に下回っているため、現行の円高水準が続けば次回調査で売上や利益のさらなる下方修正が見込まれる。想定より底堅かった設備投資計画も先送りされる懸念がある。手段や市場の影響に対する見方は分かれているが、月末の日銀会合で追加の金融緩和が実施されるとのコンセンサスが形成されつつある。 ドル円は米6月雇用統計(8日)の結果を踏まえ、目先の方向感を探る動きが先行しそうだ。賃金の伸びも重要だが、5月に想定以上の落ち込みとなった非農業部門雇用者数(NFP)がどの程度持ち直すか、直近2カ月分の修正幅がもっとも注目されそう。ただここ数年のトレンドを下回って11万人台まで鈍化したNFPの3カ月平均が多少改善しても、年内の利下げまでわずかに織り込み始めた市場の金利予測はわずかに修正される程度にとどまりそうだ。利上げ観測が大きく盛り返す流れは期待しにくい。 ユーロは重い推移が続くか。英国のEU離脱は、真の当事者である英国よりも、EUが受ける打撃の方が大きいとの声も聞かれる。今後も続くと想定される域内の政治リスクや、欧州中央銀行(ECB)の緩和強化期待も背景に、ドイツの債券利回りは各年限で過去最低を維持。10年国債利回りは一時、-0.205%と、日本と遜色ないレベルまで低下した。欧州株は急落から戻りを試したが、利ざやの縮小懸念から銀行株は軟調で、特にイタリアの金融機関に対する懐疑的な見方が広がっている。現状で流動性に対する警戒感は大きくないが、不良債権への対応を不安視する向きは多い。 来週は、注目すべきイベントに乏しい。今週、英国で発表された6月の景況感指数は総じて落ち込んだ。ユーロ圏への波及も懸念されるなか、ユーロは主要国の金利低下傾向も重しに弱含みを続けそうだ。
記事元:DZHフィナンシャルリサーチ

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