2016/6/27-2016/7/1のEUR/USD(ユーロ/米ドル)週間予想

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今週のレンジ予想

1ユーロ=1.1100-1.1800ドル

先週の総括と今週の展望

ドル円の上値は限定的か。英国の欧州連合(EU)からの残留・離脱の是非を問う国民投票がついに始まった。日本時間で24日の午後には、開票率が100%に達する見通し。本稿執筆時点(東京タイム午前)で結果は判明していないが、直前になって残留支持がリードする世論調査結果が増えたため、金融市場でリスクを織り込む動きの巻き戻しと、残留を見込んだポンド高主導のリスクオンが加速。離脱を回避すれば、先進国の国債や金などからリスク資産への資金シフトが短期的に継続する可能性がある。ドル円はポンド円やユーロ円の上振れに後押しされ、もう一段の反発を演じる余地が生じてくるだろう。 もっとも英国のイベントの余韻が次第に薄れるにつれ、ドル円の上値は重くなりそうだ。市場の米利上げ織り込み度を示すシカゴ商品取引所(CME)のFEDウォッチでは、年内1度の追加利上げすら5割強にとどまっている。英国民投票前の神経質な環境にあったとはいえ、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言にも、大きく後退した市場の利上げ期待を修正させようと意図するような文言はなかった。少なくとも7月に発表される製造業景況指数や雇用統計など、見通しにそれなりの修正が入る可能性があるイベントを確認するまで、ドル円の上値は追いにくい。 ユーロは次の方向を見極める段階に。英国民が離脱・残留どちらの道を選んだとしても、英国の情勢にもっとも大きな影響を受けるであろうユーロの動意も短期的に荒くなるだろう。金融関係者の多くが以前から言及してきたことだが、今回の英国民投票が経済規模や歴史的見解の異なる様々な加盟国で形成される共同体を運営することの難しさや、限界を露呈したとの見方を完全に否定できなくなったことは確かだろう。 ここ数年、いくつかの国では、ユーロ圏からの分離や独立を主張する極右政党の台頭が話題になることが増えている。スペインでは昨年12月に実施した総選挙後の連立交渉が折り合わず期限を迎えたため、26日に再選挙が行われる。第3党に躍り出たEU懐疑派の新興政党、「ポデモス」の躍進も予想されている。さらにイタリアでは10月にレンツィ首相が自身の進退を賭け、憲法改正案を国民投票に委ねる予定だ。来年にはフランスで大統領選挙、ドイツで総選挙が実施される。少し気の早い話かもしれないが、金融政策に対する思惑よりも、政治的な要因が今後のユーロ相場に大きく影響する可能性も頭の片隅に入れておきたい。
記事元:DZHフィナンシャルリサーチ

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