2016/11/21-2016/11/25のEUR/USD(ユーロ/米ドル)週間予想

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今週のレンジ予想

1ユーロ=1.0400-1.0900ドル

先週の総括と今週の展望

ドル円は続伸を予想するものの、トランプ・ユーフォリアがいつ終了するのか、そのタイミングが警戒される。ドル円はトランプ次期米大統領の経済政策、トランプノミクスへの期待感から今週には5カ月半ぶりに110円を超えるまで上昇している。ただし、トランプ次期大統領の経済政策が具体的になるのは、来年1月20日の大統領就任以降であろう。さらに、その経済政策の効果が実際に米国経済に表れるのは来年後半以降となる可能性が高い。楽観するにせよ、悲観するにせよ、今は時期尚早であり、足元の期待一辺倒には危うさも残る。  トランプノミクスを先取りするトランプ・ユーフォリアは先週9日の米大統領選でのトランプ氏勝利から始まっているが、この流れを主導しているヘッジファンド勢はクリスマスを迎える12月末に向けて手仕舞うことも考えられる。そのため、ここから上値を追うのは慎重なスタンスで臨むべきか。今年1月の時点でトランプ氏の勝利を予想していた米ダブルライン・キャピタルの新債券王、ガンドラック最高経営責任者(CEO)も、トランプ次期米大統領は魔法の杖は持っていないとして、トランプ・ユーフォリアからの巻き戻しに警戒心を示している。ドル円の上値の目処は、2015年の高値125.86円から2016年の安値99.02円までの半値戻しである112.44円となる。 ユーロドルは続落を予想する。トランプノミクスへの期待から米国債利回りが上昇しており、10年米国債利回りは今年初めて2.3%に達した。欧州債利回りも上昇しているが、欧州中央銀行(ECB)が量的緩和策を継続している中では上昇幅は限られている。そのため、欧米金利差は拡大傾向にある。さらに政治リスクも挙げられる。12月4日にイタリアでは憲法改正を巡る国民投票が実施される。レンツィ首相が推し進める憲法改正案は否決される可能性が高まっており、実際に否決された場合、レンツィ首相は辞任すると述べている。英国の欧州連合(EU)からの離脱、米国のトランプ氏当選に続く、ポピュリズム(大衆迎合主義)による反グローバル化の波が欧州大陸を覆い尽くすことも考えられる。そうなれば、ユーロには下押し圧力がかかろう。
記事元:DZHフィナンシャルリサーチ

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