2017/8/21-2017/8/25のEUR/JPY(ユーロ/円)週間予想

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今週のレンジ予想

1ユーロ=127.50-129.50円

先週の総括と今週の展望

米ドル/円は先週、一時111円近くまで米ドル反発となりましたが、週後半には再び一時109円割れへ米ドル反落となりました。結果として米ドル安・円高傾向が続くところとなったのは、相関性の高い米長期金利(10年債利回り)の反発が限られ、週後半は2.2%割れとなった影響が大きかったでしょう。 このように米長期金利が2.2%割れとなったのは、トランプ政権への懸念や北朝鮮情勢を巡る懸念などから、リスク回避の動きが再燃したことが大きかったでしょう。「恐怖指数」とされるVIX指数は、週後半に再び16ポイント前後まで急騰となりました≪資料1参照≫。ではリスク回避に伴う米金利低下、米ドル安・円高はさらに広がるでしょうか。 トランプ政権や北朝鮮情勢への懸念は引き続き予断を許せませんが、だからといって米長期金利が一段と低下するかといえば、必ずしもそうではない面もあります。米10年債利回りは、今年2.2-2.5%中心のレンジで推移してきました≪資料2参照≫。このレンジを前提にすれば、足元の米長期金利は下限に近く、さらなる低下余地は限られるのではないでしょうか。 このように米長期金利が今年底固い展開を続けたのは、トランプ政権や北朝鮮情勢も含め懸念材料はくすぶり続けたものの、リスク回避の本格的な拡大には至らず、限定的にとどまってきたということがあったでしょう。 では、その点が変化を始め、つまり本格的なリスク回避拡大に伴う安全資産へのシフトによって米長期金利もいよいよ今年のレンジ下限を大きく割り込み、一段の低下に向かう可能性はあるのでしょうか。 NYダウの120日MA(移動平均線)からのかい離率を見ると、3月初めには上がり過ぎ懸念が強かったものの、その後はほぼニュートラルに近いところでの推移が続いてきたといえそうです≪資料3参照≫。上述のように、懸念材料がくすぶり続けた中では、米株もさすがに上がり過ぎ拡大に向かうことにはならなかったようです。 では逆に、なぜこれまで懸念材料がくすぶり続けた中でも、米株は一段安に向かわなかったのでしょうか。トランプ政権や北朝鮮情勢を中心とした懸念材料も、株急落に向かわせる決定的な要因にならなかったからでしょうか。 それよりも、世界的な景気回復が続き、世界的株高傾向が続く中では、懸念材料がある中でも、米株も一段安に向かわなかったということではないでしょうか。加えて、今年に入ってからの米金利上げ渋り、米ドルはむしろ下落傾向となり、これらは米景気にプラスに働いたと考えられます。 世界的な景気回復、その中での米景気回復傾向の中では、最悪のリスクオフとみなされる材料の出現でも、リスクオフは限定的にとどまる-、それを我々が目の当たりにしたのは、昨年11月米大統領選挙で、「まさかのトランプ勝利」でも株高となったケースでした。 米景気は、GDP予測モデル、アトランタ連銀のGDP・Nowによると、第3四半期成長率も3.8%と今のところ高い予想となっています。景気回復が続く中では、やはりリスクオフは限られるのか、それとも、昨年11月のトランプ勝利を上回るリスクオフ要因に見舞われ、米金利と米ドル/円は一段安に向かうのか、それを試す局面にあるのではないでしょうか。
記事元:モーニングスター

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