FX相場師による当日・週間為替予想

2016/4/11-2016/4/15のUSD/JPY(米ドル/円)週間予想

2016/4/11-2016/4/15のUSD/JPY(米ドル/円)週間予想

今週のレンジ予想

1ドル=107.10−110.65円

先週の総括と今週の展望

「一方向に偏った動きが見られている。為替市場の動向を緊張感をもって注視し、場合によっては必要な措置をとりたい」−。これは4/7の菅官房長官による弁だ。円高の動きを牽制した発言であり4/8には麻生財務相も同様の牽制姿勢を示している。円高暴力・・。4/7の海外市場で一時、1ドル107円台まで円高が進行。円は対主要通貨で全面高となった。2014年10月の日銀緩和第2弾での円安効果が剥落した格好だが、背景の一つは、東証発表の3月第5週(3/28-4/1)投資部門別売買動向で海外投資家の売り越しが13週連続と判明した点だ。それは世界景況感の低迷から海外投資家が資産の縮小に動き、アベトレード<日本株買い≒ヘッジの円売り>を逆回転させた<日本株売り≒ヘッジ解消の円買戻し>可能性がある。加えて従前姿勢にも関わらず「(安倍首相が)恣意的な介入を慎む」とした報を以て、投機筋が円高に拍車をかけたとの見方だ。FX投資家も買い比率を低下せており“投げ”を強いられた感である。4/7の日本商工会議所・三村会頭の弁を借りれば、正に「暴力的な円高」であり、今後、企業心理に悪影響を及ぼしかねない動きだ。必要な措置をとりたい過去号でも記したが円売り介入に踏み切る可能性は低いと読んでいる(4/7深夜に通貨当局によるヒヤリング“ルーマー”はあるが・・)。理由は仮に介入した場合、4/15のワシントンG20、5/21の仙台G7で「為替操作だ」と糾弾される可能性が高く、その際に、抗弁出来るのか、とした懸念である。では、国際協調枠組を慮る政府と“有権者(企業・投資家)大事”とした政権与党の狭間で円高は放置され続けるのだろうか。万葉集に「春さればまづ鳴く鳥の鶯の言先立ちし君をし待たむ(春になると、まずはじめに鳴く鶯のように、一番はじめに私に言葉をかけたあなたを、私は待ちましょう)」という歌がある。円高進行で政府要人が示す「必要な措置」とは4/5に米通信社が報じた「BOJ likely to debate possibility of easing in April(日銀は4月会合で緩和の可能性を議論)」から更に一歩踏み込んだ緩和となるのではないか。長期テクニカルでは三尊構築に向けて1ドル105円が取り沙汰されるが、看過できない円高暴力に政府は声を強め始めた。それまではオールジャパン機関投資家での円売り再強化待ちとなろうか。上値焦点は4/7高値109.91、4/6高値110.65。4/5高値111.34を期待。下値焦点は108円前半維持。失敗すると4/7安値107.69、2014/10/28安値107.68、同年10/27安値107.59、同じく10/23安値107.10を推考。
記事元:岡三オンライン証券

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