FX相場師による当日・週間為替予想

2015/12/28-2016/1/8のUSD/JPY(米ドル/円)週間予想

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今週のレンジ予想

1ドル=119.40−121.50円

先週の総括と今週の展望

「日本銀行として、デフレから脱却し、2%の「物価安定の目標」を実現するために「できることは何でもやる」ということを改めてお約束して、締めくくりとしたいと思います」−。これは12/24の講演における黒田総裁の締めの挨拶だ。同講演では生鮮食品とエネルギーを除いた消費者物価上昇率が直近で1.2%まで上昇していることなどに触れ、「これほど持続的な物価上昇は、1990年代後半に日本経済がデフレに陥って以来、初めての経験だ」とした自信も示していた。事実、12/25に総務省が発表した11月の全国消費者物価指数は、前年同月比0.1%上昇と5カ月ぶりのプラスを見せている。■誓いに戸惑う“円安期待派”■黒田総裁のやる気姿勢に変化はないのだろう。但し市場の円安期待派が戸惑うポイントが2点ある。一つは「マクロ的にみて円安効果で説明できる範囲を大きく上回っている」とした物価上昇への認識だ。これはデフレ脱却における円安の使命は終わったのか、とした市場見解にも繋がる。2点目は12/18の金融政策決定会合で公表した量的・質的金融緩和の補完措置だ。“「追加緩和の布石」ではなく「補完」”、“日銀の金融政策をより円滑に行うために、障害を取り除く”、という意味での金融政策「補完」…。先々の日銀政策運営を難読させる結果となったことは明白であり正副総裁を含む9人の政策委員のうち、3審議委員の反対が判明したことも今後の追加緩和難度が強まった感である。12/17-12/24終値比でのドル円下落率-1.83%、約2円20銭幅円高、として示されているのもその表れなのではないか。■年の瀬ドル円見通し■筆者は長期的観点では、不可逆な日米金融政策の差異に伴う円買いインセンテイブの低下に対してドルの優位性を感じ、緩やかながらもドル高円安基調を見込んでいる。しかし12/28週は200日線121.60や日足一目均衡表雲の帯(120.91-122.28)を上抜ける大義名分が見当たらないままの越年を推考している。加えて平成元年からドル円市場に携わってきたが、年足ベースで4年連続陽線の成否が関わる局面となったことで、本年始値119.75-85圏の攻防に注視している。下抜けるようだと12月の日銀短観で判明した主要輸出業種の2015年度の想定為替レートが脅かされようか(参考:電機119.62円、自動車118.82円)。下値焦点は10/22-20の安値圏119.60-40、上値焦点は121円台回帰有無と見込んでいる。
記事元:岡三オンライン証券

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