FX相場師による当日・週間為替予想

2015/12/07-2015/12/11のUSD/JPY(米ドル/円)週間予想

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今週のレンジ予想

1ドル=121.90−124.50円

先週の総括と今週の展望

「金利の引上げが開始されても、その引上げのテンポは極めて緩やかなものになるというのは、当局者もそう言っておられますし、エコノミストの分析もそういうことを示しているようですので、私もそうなるのではないかと思っています」−。これは11/19に黒田総裁が述べた米利上げペースに対する見解だ。過去200営業日終値比(12/4時点)でのドル円レートと米2年債金利の相関係数は0.509。相応の同調性が示されているが結局は米利上げペース次第、つまり米景気の好転地合いを市場が織り込む形で米金利が上昇しないとドル高は進行しにくい。もっとも利上げが出来るほど米経済は底堅い、とした見方をするならドル買いにインセンテイブを求めるのが自然な通貨選択かもしれない。■「緩和継続化のユーロと円」VS「金利正常化を目指す米ドル」■12/4の英経済紙は一面で「ECB vows to extend QE until March 2017(欧州中銀は2017年3月までの金融緩和を誓う)」と掲載。これは12/3にECBが、ユーロ圏景気を下支えするため、追加金融緩和に踏み切ったことを意味している。一方、本邦政府・与党においては米議会でのTPP審議に変調がきたさぬよう、来夏参院選で円安デメリットを有権者から指摘されぬよう、とした政略を推考するなら追加緩和≒円安進行を以てドルを一段高へ押し上げる展開は望んでいない可能性を読む。黒田日銀総裁が現行緩和策に自信を伺わせ、インフレ率上昇を春闘での賃金アップに期待を寄せているのもその表れではないか。当面の日銀姿勢は “上下双方向のリスク要因を点検し、必要な調整を行う”に留まる可能性である。FRBの今後の焦点を「来年以降の利上げ幅とテンポ」とするなら従前のイエレン議長の姿勢からは@労働市場のスラックA賃金・インフレ率B貿易収支に対するドル高の影響などへの配慮度合いとなろうか。 “緩やかな再利上げ”“ドルひっそり高”とした見通しを市場は上書き保存するならドル爆買いには至らない可能性である。■ドル円見通し■12/7週は主要通貨が対米ドルでの微調整を強める展開でドル円も強弱余波を受けなるものと推考。上値焦点は11/18、12/2高値123.68-77。同圏越えで8/20高値124.16超、8/13-19高値となる124.48-64が視野入りとなる。下値焦点は11/16安値122.215以来の122.20-30堅調性。下抜けた際は11/6米雇用統計での急騰起点121.90、そして90日線、200日線、週足一目均衡表雲上限が複合して指針する121.50が最終橋頭堡になると推考している。
記事元:岡三オンライン証券

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