FX相場師による当日・週間為替予想

2015/11/30-2015/12/04のUSD/JPY(米ドル/円)週間予想

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今週のレンジ予想

1ドル=122.20−124.50円

先週の総括と今週の展望

「短期的には賃金の上昇が先行するとか、物価の上昇が先行するといった動きは色々ありますが、長期的には賃金が上がっていかなければ物価も上がらないし、物価が上がらなければ賃金も上がらない、反対に賃金が上がっていけば物価も上がるし、物価が上がっていけば賃金も上がるということですので、来年の春闘でどのような賃上げが実現するかについては、大きな関心を持って見守っています」−。これは11/19に黒田総裁が述べた弁だ。日銀はなぜ追加緩和をしないのか。恐らく、追加緩和を行えば円安圧力を強めインフレ率を押し上げることになっても、賃金上昇が追い付いてこない可能性を警戒しているのだろう。賃金の上昇が鈍化し、物価の持続的な上昇が併存すればどうなるのか。答えは昭和2年3月に発生した経済恐慌、スタグフレーション(stagflation)に導かれる。■日銀包囲網■黒田総裁にしてみれば、2%の物価目標達成に向けて日銀が緩和したら企業は支払賃金を増やすのかと、財界、政府に匕首(あいくち)を付きつけた格好でもある。現行施策に自信を見せる黒田総裁だが、10月の日銀会合議事要旨では9人の政策委員が物価の下振れリスクを共有していることが明らかになっており、10月の全国消費者物価指数<前年同月比・除生鮮>が3カ月連続のマイナスとなったことも踏まえれば、内心は穏やかではないのではないか。12月第1週予定の豪・加・ポーランド・欧州中銀などの金融政策会合次第では、12/18の日銀会合に向けて「買いオペ増」「付利撤廃」「マイナス金利」とした“次の一手”が問われ始める、と読む。■ドル一段高に期待■ドル円レートに対する閉塞感打破には、12/16のFOMC利上げによるドル一段高期待に帰趨せざるを得ない。そうなると、12/2の米地区連銀報告や、12/4の米雇用統計での好調性が、利上げ地ならしとして意識されるだろう。12/3の欧州中銀会合で緩和施策が強化されれば、“ユーロ売り”が転化してドル円レートに伝播する可能性も強まろうか。ドル円上値焦点は11/23高値123.27、そして11/9、19の各高値123.62-77。同圏越えがないと8/20高値124.16超、8/13-19高値となる124.48-64圏期待は厳しそうだ。下値焦点はトルコとロシアの軍事的緊張によるリスク回避圧力で示現した122.20-30圏の維持力。仏パリ同時多発テロを受けての11/16安値122.215も定点参考水準だ。下抜けた際は11/6米雇用統計での急騰起点121.90、そして90日線121.55、200日線121.45、週足一目均衡表雲上限121.44が最終橋頭堡になると推考している。
記事元:岡三オンライン証券

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