FX相場師による当日・週間為替予想

2015/10/26-2015/10/30のUSD/JPY(米ドル/円)週間予想

2015/10/26-2015/10/30のUSD/JPY(米ドル/円)週間予想

今週のレンジ予想

1ドル=118.05−121.25円

先週の総括と今週の展望

「moderately weaker(過小評価されている)」−。これは米財務省が10/19に公表した為替報告書での円の評価だ。(米財務省:SemiannualReport on International Economic and Exchange Rate Policies October 2015 20ページ最終行参照) 直接的な表現を避けIMF分析も引用するなど日本への配慮も伺えるが、突き詰めれば“日銀追加緩和≒円安進展”への牽制とも言えよう。10/19の日銀支店長会議では全9地域が景気情勢判断を据え置くなど現行維持の強気姿勢を崩していない黒田日銀総裁にしてみれば、“我が意を得たり”と小躍りした内容なのではないか。10/16のNHK取材で金融緩和の効果に疑問を呈していた麻生財務相は「物価上昇を金融でやれる範囲は限られている」との見方を10/23に示すなど米財務省からのメッセージにも応えた感がある。筆者は10/30の日銀金融政策会合に対して、10/12号では物価2%の達成時期を後ずれ・先送りする可能性や期待上昇率の下方修正などの「変化球」策を記したが、今会合では「直球」一本、現状維持の可能性が高まったと読む。■円が抵抗を示す■では、金融緩和の可能性が後退した円はどうなるか。留意すべきは10/28のFOMCの行方だ。但し“現状維持“とする見方がほぼ市場のコンセンサスとなっており、主な理由は以下、3点で推考している。1点目はFOMC委員においては「年内(期待)利上げ派」「利上げ派」「利上げ反対派」の3派が存在し不統一が強いこと。2点目は景気対策が論じられる10/26の五中全会(中国共産党中央委員会第五回全体会議)とFOMC会合が同時期であること。3点目としては11/3を期限とする米債務上限拡大の合意の行方が不透明であることだ。そうなるとドルブル派の失望と相まって円買い圧力を強める可能性が警戒される。しかし筆者はそうした局面での円の抵抗が強まると考えている。それは11/4の郵政3社新規上場や「もはやデフレではない状況を作れた」とした安倍首相の姿勢を鑑みると、日経平均の足枷や首相の矜持を念頭に円高回帰を甘受するとは到底思えないからだ。公的機関投資家などを通じて過度な円買い圧力を減衰させる可能性が月末最終週は特に強まると考えている。テクニカル的な焦点としては日足一目均衡表雲の帯119.96−120.67、200日線の121.00が意識され下値焦点は10/22安値119.60、下抜けた際は週足一目均衡表雲上限119.06を注視。10/15安値118.05示現後から10/16始値118.90迄の上昇帯支援有無が鍵となる。上値焦点は9/10-25高値121.25-121.345、8/28高値121.50-55と推考している。
記事元:岡三オンライン証券

関連ページ

2015/10/19-2015/10/23のUSD/JPY(米ドル/円)週間予想
FXの主要ペアにかかるFX相場について、週間の為替動向を予想します。週間予想では、予定されている各国の主要イベントを考慮し、1週間を通しての戦略をお伝えします。当サイト限定の情報もございます。
2015/10/12-2015/10/16のUSD/JPY(米ドル/円)週間予想
FXの主要ペアにかかるFX相場について、週間の為替動向を予想します。週間予想では、予定されている各国の主要イベントを考慮し、1週間を通しての戦略をお伝えします。当サイト限定の情報もございます。
2015/10/05-2015/10/09のUSD/JPY(米ドル/円)週間予想
FXの主要ペアにかかるFX相場について、週間の為替動向を予想します。週間予想では、予定されている各国の主要イベントを考慮し、1週間を通しての戦略をお伝えします。当サイト限定の情報もございます。

米ドル/円予想 ユーロ/円予想 ユーロ/米ドル予想 英ポンド/円予想 本日の経済指標 未執行注文状況