FX相場師による当日・週間為替予想

2015/10/12-2015/10/16のUSD/JPY(米ドル/円)週間予想

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今週のレンジ予想

1ドル=119.20−120.88円

先週の総括と今週の展望

「付利の引き下げについては検討しておりませんし、おっしゃるように近い将来考えが変わる可能性もないと思っています」−。これは10/7の日銀会合後の黒田総裁見解だ。「物価の基調は着実に高まっており、デフレ状況ではなくなった」と述べ、強気な認識も従前通り示している。しかし会見場では、追加緩和によってインフレ率停滞の打開をすることを見込んだ質疑が相次ぎ、応答が噛み合っていなかったのが実際だ。マネタリーベース拡大効果の剥落観に関して、前出、「付利」質問までもが持ち出された。市中銀行が日銀当座預金に預けている超過準備資金にかかる利息「付利金利(現在0.1%)」の撤廃、もしくはマイナス金利とすることで短期金融市場から市中に逆流する可能性を見込んだものとなる。2016年度前半に2%の物価上昇を達成できそうにないと日銀が判断したときは、黒田総裁の公言「躊躇なく調整を行う」とした“調整”対象のひとつに目論まれているのだ。2%の物価上昇達成目標の時期である2016年“前半”を“後半”とする先送りや期待上昇率の下方修正などの小手先案も浮かぶが、「直球策」で「政治」が緩和モードを日銀に強いる可能性も高そうだ。■政治が緩和を促すか■図らずとも10/7の日銀会合は、第3次安倍内閣改造と重なった。新体制はTPP合意に伴い、国内農業や景気対策の強化を更に強めるだろう。新体制は、2020年のGDP600兆円実現に関して「ドゥアブル<do(する)+able(できる)>だけどチャレンジングである」と述べた黒田総裁に、支援と同調を求める可能性も高まるのではないか。問題は、1ドル120円前後とした居心地の良さと、黒田総裁が今まで示した物価基調の見解との整合性となろうか。展望レポートが公表される10/30会合、もしくは11/16の7-9月期四半期GDP速報値を以て11/19会合での緩和の可能性は政治が日銀を懐柔しない限り強まらないと読む。10/12週は5中全会(中国共産党中央委員会第五回全体会議)での景気対策で、クロス円連動に挟まれた展開も一応留意しておきたい。■ドル円見通し■上値焦点は日足一目均衡表雲の帯120.33−120.67、200日線の120.88。上抜ければ9/10-25高値121.25-345が期待値。下値最終橋頭堡は9/14安値118.58、10/2安値118.67。同水準は週足ボリンジャーバンド-2σが推移。短期下限は10/8安値119.62を推考。下抜けた際は10/2深夜の118.85-119.10急騰帯が119円前半を維持できるかが焦点と推考。
記事元:岡三オンライン証券

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