FX相場師による当日・週間為替予想

2015/10/05-2015/10/09のUSD/JPY(米ドル/円)週間予想

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今週のレンジ予想

1ドル=119.20−121.50円

先週の総括と今週の展望

「あらゆる政治資源を投入してやり抜く。一にも二にも三にも、私にとって最大のチャレンジは、経済、経済、経済だ」−。これは9/29ニューヨークでの安倍首相のスピーチだ。安全保障関連法成立を経て、「経済」に軸足を戻した観である。10/7には内閣改造も表明しており、アベノミクスは新「3本の矢」政策で第2ステージ入りとなる。■ドル高・円安派の苛立ち■旧「3本の矢」においては、“第1の矢「量的・質的金融緩和」”をもって日銀の行動をステージの主役とした。しかし、新「3本の矢」では“金融施策”がステージから降りた感もあり、円安副作用を通じたデフレ脱却の意思は低下したのではとの一部懸念が浮上し始めている。黒田日銀総裁は「円安によるコスト増などマイナス面にも配慮して政策運営」、「(8月消費者物価指数(除生鮮)が2年4カ月ぶりのマイナスとなっても)物価の基調は着実に改善」という姿勢だ。一方、ドルへの苛立ちは、“中国の景気減速懸念”というアドリブに対し“米雇用情勢の一段の改善と米インフレ率上昇の明確化”を理由に「at some point this year(年内のある時点で利上げ)」のセリフを繰り返すイエレンFRB議長の姿勢に対してである。そうした日米の空気は以下、3つのデータでも測られようか。1つ目は、東京金融取引所・為替証拠金取引「くりっく365」でのドル円売買建玉推移が8月末以降、横ばいであること。2つ目は、シカゴIMM通貨先物ポジションでの投機筋(非商業部門)円ショート持ち高が激減し、円売り越し額(≒ドル買い越し額)が大幅に縮小していること。3つ目は、通貨オプション1カ月物において、「円を売る権利」の需要から「円を買う権利」の需要を引いた「リスク・リバーサル(コールとプットを反対売買したときの差)」では、8月末比で円先安観の後退を示していることである。■政府・日銀の沈黙行動■10/7の日銀金融政策決定会合では中国の景気懸念とそれに揺れ動くFRBの不確実性、そして9月短観では景況感が悪化したものの企業収益や設備投資計画が堅調だったことで、緩和是非は引き伸ばされるのではないか。結局、政府と日銀は国内機関投資家を通じて恣意的な円買い圧力に沈黙行動で対処するに留まりそうだ。下値最終橋頭堡は9/7-8安値118.79-84。焦点は9/18、9/21の安値圏119.05-20、9/24-29安値の119.21-24。足元は9/30-10/1安値の119.48-55意識。上値焦点は日足一目均衡表雲の帯119.84−120.67、200日線推移の120.88。上抜ければ9/10-25高値121.25-345、8/28-31高値121.50-55を期待値とみている。
記事元:岡三オンライン証券

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