FX相場師による当日・週間為替予想

2015/08/03-2015/08/07のUSD/JPY(米ドル/円)週間予想

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今週のレンジ予想

1ドル=123.33−125.00円

先週の総括と今週の展望

「閑さや岩にしみ入る蝉の声」−。これは江戸時代の俳人、松尾芭蕉が紀行作品「奧の細道」に収めた俳句だ。“静けさの中で岩に染み通っていくような蝉の声が、いよいよ静けさを強めている”と詠んだものだ。8/3週のドルは、静けさを強める夏休み時期において、米指標から9月米利上げの声を探る局面と考えている。■鍵は雇用の改善■市場の強気派は“9月FOMCで利上げする”との示唆を7/29のFOMC声明文に求めていたが、結局ははぐらかされた格好となった。米経済の現状認識は緩やかに拡大しているとされ、労働市場と住宅市場に対する評価は前回会合からわずかに上方修正されていた。しかし、利上げ開始には「reasonably confident(合理的な確信)」を得たうえで踏み切るという従来の姿勢を踏襲していたのだ。もっとも、一部の強気派がフォーカスしているのは「has seensome further improvement(労働市場のさらなる一段の改善を確認)」、つまり「some」という単語挿入への期待である。「some」が指すものは“雇用市況の改善”と見込んで、今後公表される雇用関連指標の強弱が、ドルの水準を左右させる可能性がある。■しずけさの円■7/27に日銀中曽副総裁は、原油下落の影響が薄まることで来年度の前半頃には物価上昇率が日銀目標の2%程度に達するという見通しを改めて強調した。要は強気な静寂を保っているわけだが、これは筆者が7/28に浜田内閣官房参与から「(現状の緩和施策から)困ったときに踏み込むべき」との見解を直接聞いたのと符合する。つまり、現況に不都合を感じない円は8/7の日銀会合でも静寂を保つ一方、ドルの強弱にその水準を委ねるという見方だ。■ドル円見通し■8/3週は“9月米利上げの声を探る局面”として、ADP雇用統計や記録的な低水準を見せる新規失業保険申請件数、そして8/7発表の7月米雇用統計に一喜一憂する展開となろう。上値焦点は7/30高値124.59、6/10の衆院黒田発言下落起点の124.63、6/9高値124.75が継続して意識されそうだ。ただし、いわゆる黒田ライン(124.50-70)は心理的な幻影上限とみており、主体性のない円の水準はドル次第で125円や今年高値125.87再現の可能性があると推考。下値焦点は日足一目均衡表雲の帯(122.17-123.53)による支援期待だが、足元は7/29安値123.33を下限焦点とみている。
記事元:岡三オンライン証券

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