FX相場師による当日・週間為替予想

2015/06/29-2015/07/03のUSD/JPY(米ドル/円)週間予想

2015/06/29-2015/07/03のUSD/JPY(米ドル/円)週間予想

今週のレンジ予想

1ドル=122.50−124.75円

先週の総括と今週の展望

「You ought to pray that both mind and body be healthy(健全な肉体に健全な魂が宿る)」-。これは古代ギリシャ・ローマ帝国時代の詩人、ユウェナリスの詩だ。これを東京株式市場に当てはめれば「健全なファンダメンタルズには健全な株価が宿る」となろうか。6/24午前に日経平均株価は2万900円台を付け、18年ぶりの高値を見せた。同日、甘利経済再生相は「実体経済回復に裏打ちされた株価だと思う」と評している。一方のドル円は123〜124円台で深く静かに潜航推移。安定推移を望む声が強まる中では日経平均株価に迷惑を掛けてはいけない、とでも言わんばかりの展開だ。では潜航理由は何か。2点挙げたい。1つ目は、年内利上げ予想の回数が二派に分かれていることが判明し、ドル買いを抑制している可能性だ。例えば、イエレン議長は6/17のFOMC後会見で「合理的な確信が必要」として労働市場は依然として景気循環的に弱いと指摘。脆弱性を憂い、年内利上げを「正当化するデータが出る可能性はあるがその確証はない」との認識を示していた。対して、6/23にパウエルFRB理事は「早ければ9月にも利上げの可能性」「9月利上げは五分五分」「米利上げの予想は9月と12月の2回」と執行部の不統一性を露わにしたとの見方である。2つ目の理由は、説明責任を重視しているイエレン議長が7月半ば頃、半期に一度の金融政策報告書をもって議会証言に臨むはずだからだ。7/2の米雇用統計如何でもあるが、市場はその時まで過度な傾斜を慎むのではないか。円においては財務省と内閣府が6/11に発表した4-6月期法人企業景気予測調査で4期ぶりの下降超が判明しているが、前号でも記した通り7/1公表の日銀短観に期待視しており、過度な強弱を「円」は主張せず日本株とドルに水準を委ねた潜航展開と推考している。そこで6/29週は“「円」が深く静かに潜航する展開”と想定。ギリシャ問題の行方も円の強弱をアレンジすると警戒するが、月末・月初、米祝日を念頭とした踊り場様相を強める可能性も勘案している。下値焦点は6/22急騰帯122.75-123.00維持、6/10、18、20に堅調性を示した122.50-75トリプルボトム域、6/10、6/18安値122.45-47。同圏を下抜けた際は6/1週号で指摘した1990年高値1ドル160円と1998年高値147.66円を結んだ下降ライン推移帯の122.20が最終橋頭堡となろうか。上値焦点は20日線推移の123円後半超、124円台乗せ。最終期待値は6/10黒田発言直前、6/17のFOMC会合時高値圏124.475-60-75と考えている。
記事元:岡三オンライン証券

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