FX相場師による当日・週間為替予想

週間予想 USDJPY 2015年6月15日〜6月19日

2015/06/15-2015/06/19のUSD/JPY(米ドル/円)週間予想

先週の総括と今週の展望

「Kuroda remarks spark sharp yen rally(黒田発言が導線となって 円を糾合させた)−。これは6/10英紙の一面だ。ドル円レートは 6/9-6/10終値比で-1.33%、約2円下げた。理由は、衆院財務金融 委員会で民主党/前原衆議院議員から質問を受けた黒田日銀総 裁が「ここから更に実質実効為替レートが円安に振れていくことは、 普通に考えるとなかなかありそうにない」と述べたことによる。“黒 田バズーカ・逆噴射” 警戒が拡がった。 個人的には、黒田発言を引き出した前原議員も2012年当時は経 済財政担当相として日銀金融政策決定会合に複数回出席し、外債 購入等、インフレ目標1%実現のため強力な金融緩和を求める姿 勢を示していた経緯から、今回は政治的駆け引きで誘引された事 故との見方を持つ。事実、甘利明経済再生担当相は「(黒田総裁に よると)趣旨が若干、曲解されて市場に伝わってしまったという話 だった」との認識を示しており、一部の“政府・日銀による円安牽制 説”とは距離を置いて推考している。 そうなると、本来のテーマはドルだ。やはり、5月米雇用統計や労 働市場情勢指数(LMCI)の改善、FF金利に感応度が高い米2年債 金利の今年高値更新でも、1ドル125円台以上(6/5高値125.87)へ の移行が果たせなかった点は留意しておく必要がある。特に、6/5 米雇用統計改善で興奮覚めやまぬ4時間後、ダドリーNY連銀総裁 は労働市場の先行きは依然、不透明性が漂っているとし、年内利 上げ観に押し留めた慎重な姿勢を示した。これを受けドルブル派は 冷静さを取り戻した可能性がある。更に、“オバマ米大統領のドル 高懸念”報道などもイケイケ派を萎えさせたのではないか。 そこで6/15週は“「1ドル125-122円」後をイエレン議長に託す局 面”と推考。イエレン議長が直近の米経済指標、特に雇用回復 ペースへの捉え方、また利上げに伴う不確実性の対価(ターム・プ レミアム)リスクへの見解を、6/17のFOMCでどのように示すかが注 視される。ラマダーン入りや端午節を控えた中東・中国勢の動向も 含め2015年前半最後のイベントとなろうか。前号でも指摘した6月 下旬行使期限とされる1ドル125.00円水準のドルコール設定観測 が各種OP売買を誘引する可能性を念頭に、上値焦点は黒田発言 直前の高値圏124.60-75(6/9-10)、125.00-20、そして125.60- 87(6/5-8高値圏)。下値焦点は“オールジャパン”支援が期待視さ れる122.50-70、6/10安値122.45。同圏を下抜けた際は6/1週号で 指摘した1990年高値1ドル160円と1998年高値147.66円を結んだ下 降ライン推移帯の122.20が最終橋頭堡と推考している。 引用元:岡三オンライン証券

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